センター現代文一問一答必修編
司馬遼太郎の歴史小説。 舞台が古代中国ということで、 「難しそう!」と感じた人も多いと思うが、人間関係や 心理はむ ろシンプルであった。 本文のテーマに怖がらず、 落ち着いて読解せよ! 読 む 選 択 率 チェック
第 15講
本文の背景をまとめよう。 劉邦は、前漢の初代皇帝。高祖。 韓信は、劉邦配下 武将。数々の戦いに勝利し、劉邦
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1
3% 3
正解 正解
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4
6%
1
4 ・ 5 5
5 83%
②を選んだ人は、 選択肢を見る前 に解答の要素を きちんと押さえ ること。あとは ④と⑤の違いを 識別できたかど うかがポイント。
正答率
83 %
の覇権を る。ところが れ、韓信は格下 失った韓信は反乱 れる。 通は、 韓信の説客 (ぜいかく 斉の平定の際に貢献。そ 後、 韓 劉邦(漢) ・項羽(楚) ・韓信(斉) 領として、ゆくゆくは天下を狙わせよう はこれに乗らなかった。 韓信は死ぬ間際に「 心残りだ」と言い残した。遠征から帰ってきた劉邦は 最初は韓信の死を悲しんだものの、この最期の言葉を 知って激怒し、 本文ではこの後、劉邦と
の心に韓信への愛のようなものがよみがえり、また、 通は殺す 値しない人間だと判断、郷里への旅費まで与 えて解放する。
が、たかがおのれの命を救うために役立っただけだと絶 望し、 「死んだほうがましだった」とつぶやいた。
通を捕らえる。 通は、天下を動かすために学んだ弁論
通の勧めに従わなかったことが
通のやりとりが続く。劉邦
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