センター現代文一問一答必修編

対比構造を押さえることは、センター評論読解の基本 である。ここでは、 「ロマン的定型」である と 「陽水の『あこがれ』 」 センター最頻出の「対比構造」をつかめ! 読 む 2% 選 択 率 チェック

てほしい。  「ロマン的 (世界の喪失という) 定型」 は、 簡単にいうと、 「青春時代の終わりをモチーフ(題材)とした詩のパター ン」ということである。

第1講

1 2

5

1%

1%

3

5%

正解 正解

1

4 ・ 5 4

の対比関係をきちんと理解し

4 91%

本文の内容・構 造はかなり難解 で本格的であっ た。

選択肢が比較的 分かりやすかっ たため正答率は 非常に高いが、

「アリスの詩」

正答率

91 %

 「アリス としているが  〈自己哀惜〉とは基 される(=君はかわいそ な心的カタルシス(心の浄化 見モチーフは「青春時代」に限定 曲の〈自己哀惜〉の情緒は大人でも子 とができる。 それに対して、同じ「ロマン的定型」である いわば、そんな世界はもう通過したよ、という幻滅の自 覚すら示しているのである。  「アリスの詩」 わいそうだ!) 『あこがれ』 」 あこがれの対象(=幻想)にすぎないと客観化

マン的定型」でも、実は対比的な内容を持つものである ことをつかもう。 センター現代文読解の基本は、筆者の主張側である と、その対比内容である に銘じてほしい。

は、 ロマン的世界のイメージなど、ただの

は、この 詩の情感の中

と 「陽水の 『あこがれ』 」

と筆者は指摘す

⊖をつかむことにあることを肝

⊕ は、 同じ 「ロ

している。

「陽水の

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