センター現代文一問一答必修編

もとは いう風に、 傍線部は「国分次郎の態度」に対する「賀川の心情(= 実に不透明な気持ち) 」である。それではまず、風呂場 は実に

第 21講

一個の明るい決心から出たものが、次郎をそう 登場人物の心情を正確に読み取る! 読 む 選 択 率 チェック

不透明な気持ち

2 4%

1

瞬間にうかぶ暗い知恵

正解 正解

5 13%

6%

3 18%

1

で見た

4 ・ 5 4

4 59%

に 委 ゆだ ねるのを、賀川

設問もかなり手 ごわい。①・②・ ⑤を消去法で処 理し、③・④を 比較検討して正 解を見極めたい。

内容的には心理 描写が複雑で、

正答率

59 %

②むしろ 国分次郎は、賀川 順番を譲り、却って彼のプライド を傷つけてしまうよりも、順番を譲らず、傲慢な主将に 「見える」態度を敢えて選んだ。 主将として「そうすべきだ」と知ったうえでの られ選ばれた傲慢」 で見たのである。

での次郎 ①次郎は明らか 賀川に譲ることで = 「瞬間にうかぶ暗い知恵」 ③その場合の自分が、人からどう思わ うすべきだ」ということを知っていた。 → 《考えられ選ばれた傲慢》 ↓ 賀川は実に = 「一個の明るい決心」

傲慢に「見える」ほうを選ん

不透明な気持ち

を、賀川は実に

却 かえ って 矜 ほこ りを傷つけるのを怖

で見た

「不透明な気持ち

のだ。

「考え

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