センター現代文一問一答必修編
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次の文章を読んで、後 ことばが語と文法からなるとい ことばには、一つ、決定的に欠ける はそもそも他者とのかかわりの場で働く かわりが見えてこない。 もちろん、ことばを道具として獲得したのちに 話はことば獲得の結果であって、それ以上 もので それによってはじめて他者との対話が可能になるのであ るという発想がない。つまりこ ばそのもののもつ第一次的 てい のである。このことば観によっては、ことばが私たちの生 身体とことばを共通の糸でむすぶのは、おそらくこの対話性である。 身体とことばのかかわりを見てとることはできない。現に〈語―文法〉的 がまったく見えないように、私には思える。 では、私たちはどのようなことば観のもとに出発すればよいのか。ともあれ、まず るその現場を、い つかの例から取り出して見てみることが必要となる。 「ことば 宇宙」と う言い方がある。それは私たちが、直接 目で見、耳で聞き、手で触
制限時
6 分
独 (注) 我論的で、そこに他者とのか
実施日:
月
日
20
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