センター現代文一問一答必修編

第 12 講 評論

1 は、楽譜に「書き記す」 雑になる」 とともに 「まとま ということで本文前半の内容と合 目の正解。 2 は「急進的な前衛音楽家たち」が「筆記 を推進する」という説明が逆で×。 彼らは即 非西欧の民族的伝統音楽に注目し、むしろ筆記性 定を試みたのである チェック 消去法を駆使して 選 ぶ

3 は「 (テクストは)基本的に『解釈』の自由がほ とんど残されず」が×。 が絶対視されるようになった「一九五〇年代の前衛音 楽」に限ったことであり、普遍的な事実ではない

たがって「実際の演奏は…同じようなものになる」も、 断定的過ぎるので×。

3

それは、 「テクスト」の優位

。し

再発見」の連動は第5段落に、そして「芸術音楽と大 衆音楽(ポピュラー的音楽)とを近づける」という内 容は第6段落に、それぞれ書かれている。したがって これが二つ目の正解。

4 は「非西欧の諸民族の音 発した」が×。 「口述的な音 は一九六〇年代後期の「急進的な ある。  5 の前半は問題ないが、ラストの「 (非筆 楽へと)衰退していった 家たちの試みは、筆記的伝統を乗り越えようとす たなチャレンジであって、 「衰退」というネガティブ なものではない。むしろ、近年衰退している は「筆 記性」のほうである 、最終段落で述べられている 6 の「即興演奏の流行」と「非西欧の伝統音楽の

板野先生からの学

⊖」が×。急進的な前衛音楽

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