センター現代文一問一答必修編
パリで〝芸術家〟としての道を探究していた「私」と、 それを断念して安易な〝生活者〟の道を選んだ「私」 。 その心の葛藤を対比的にとらえていこう。 私が喪った大切なものの一つ。誰が作ったのかわからな い木彫の基督の死顔 …この丸い木の塊からなにか眼を射るような光が発して 「私」の心情の推移を、対比的にとらえる! 読 む 選 択 率
第 14講
チェック
2 1%
1
1%
5 4%
正解 正解
13% 3
。
1
4 ・ 5 4
4 81%
選択率の高い選 択肢③は、本文 の解釈ミス。主 観的にではなく 客観的に本文を 読むことが小説 攻略の基本であ る。
正答率
81 %
いるのだ ↓ 七年前、…この 自分も創りたい ↓ だが日本に戻り家庭を持つと 執着を少しずつ失ってしまったよ 償として今、身に けている真新しい トまで作れるような余裕ある金を得るこ ある。 ↓ 私はあの時、 塞いで、
たことを心の隅でいつも恥ずかしく思っている。 今回は小説であるが、評論同様、価値観として「対比」 的な要素をいかにとらえるかが最大のポイントになる。
自分の片半分の囁き(芸術の探究) もう一つの安易な声(余裕のある生活)
と思った。
生活のためにこの光への
を聞い
に耳を
96
Made with FlippingBook - Online catalogs