0830_福岡県脳卒中ノートbook

●構音障害 唇や舌、喉の運動障害によって発音が正しくできなくな る障害で、発音だけでなく飲み込みの障害(嚥下障害)も 起こることがあります。 他の合併症がない場合は、筆談や 50 音表の指差しで伝 達できます。 ▲ 構音障害の人への接し方 ● 発音が分かりにくい時は、短い単語で言ってもらいます。 ● 1音づつ指折りしながらゆっくりと発音してもらうと音が分かれて はっきりします。 ● 聴き手が早口だとつられるので、 ゆっくり落ち着いて話しかけて下 さい。 例: れ・い・ぞ・う・こ

※言語障害は種類によってリハビリ方法が異なります。 分からないことは「言語聴覚士」にご相談下さい。

摂食・嚥下障害の後遺症がある場合

摂食・嚥下障害は、食べ物が思うように食べられない障 害です。後遺症がある方は食べ物などが間違って気道に入 る「誤嚥」に注意しなければなりません。 誤嚥によって起こる肺炎を「嚥下性肺炎」と言います。 ▲ 摂食・嚥下障害(嚥下性肺炎)の予防 ● ロの中を清潔に保ち、食材、食べる姿勢、食器などの工夫、またリ ハビリによって予防することができます。

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