ClearLLab 10C - JP - 日本語版

Bセルチューブ

図7:このカッパ-側方散乱ドットプロットは、すべての生存細胞を示しています。表 面カッパ軽鎖は成熟B細胞(オレンジ)および後期未熟B細胞で発現しています。カ ッパ陽性B細胞の割合は通常、カッパ陰性(ラムダ陽性)B細胞よりも多いです。免疫 グロブリンのFc受容体介在性結合により、明らかなカッパ陽性が単球(緑)に確認 されます。大多数のCD19陽性細胞(オレンジ)ではカッパ軽鎖発現が欠損してます。

図8:このラムダ-側方散乱ドットプロットは、すべての生存細胞を示しています。表 面ラムダ軽鎖は成熟B細胞(オレンジ)および後期未熟B細胞で発現しています。ラ ムダ陽性B細胞は通常、ラムダ陰性(カッパ陽性)B細胞よりも小さいです。免疫グ ロブリンのFc受容体介在性結合により、明らかなラムダ陽性が単球(緑)に確認 されます。大多数のCD19陽性細胞(オレンジ)は表面ラムダ軽鎖発現を示します。

図9:このCD10-側方散乱ドットプロットは、すべての生存細胞を示しています。CD10 は未熟B細胞(紫)、成熟胚中心B細胞、および成熟顆粒球(青)で発現しています。 リンパ球系細胞の側方散乱は低いのに対し、顆粒球は高い側方散乱性を有しま す。CD19陽性細胞集団(オレンジ)はCD10陰性です。異常な細胞集団(オレンジ) の明らかなCD10陽性は、ECDバックグラウンドを高くしている強い発現のラムダ軽 鎖が原因である可能性があります。

図10:このCD5-側方散乱ドットプロットは、すべての生存細胞を示しています。CD5 は成熟・未熟T細胞(赤)で発現するとともに、成熟B細胞のサブセットでわずかに発 現します。これらのリンパ球系細胞は一般的に、低い側方散乱性を有します。CD19 陽性細胞集団(オレンジ)は、T細胞(赤)に見られるものよりも若干低いレベルで CD5を発現しています。

目次 > B細胞由来の腫瘍過程 > 症例#8:マントル細胞リンパ腫 180 Beckman Coulter • ClearLLab 10Cパネル • C33370 AB

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