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からひによ 許しありて、入

へたまはせ などし

なりぬれば、身に余り

の奥に下るきざみ、先の宮

き志をめで給ひて、琴を送られ

ある琴なりき。これに歌そへよとあ

一筋に思ふ心は玉琴の緒によそへつつ

きや伝へむ

家なども、もとよりは広く清らに作りなし

て、めぐりに松子植ゑわたし、移り行く月

日にそへてめではやししを、こたみ公より蝦

夷が千島に防守を置かるることあ て、 の

国よりもまづ出ださるるによりて、その数に

指されて、出で立たむとす。 「行き帰るまで、

さる広き家に女子のみ置きては守りがたし」

とて、家をば売り、女子は人のもとに預けて

行く。その心にかは て、

かねて願っ

鷹飼

いは

身に余る光栄だ

鷹飼いが

陸奥の田舎に下

の宮家に仕える人が

をお褒めになって、琴を

あった。

この琴に

和歌を添えよ」 と

宮家に仕える人が言うので、

鷹飼いが詠んだ歌は、

一筋に…=風流を一筋に思う心は、

いただいた

美しい琴の

一筋の弦にこと寄せつつ弾き伝えましょう

鷹飼いは

家なども、もともとことさら広くきれいに作っ

周りには松をぐるりと植えて、移りゆく月日ごとに

たが、このたびお上から蝦夷(北海道)の千島に防守を

になるという通達があって、真っ先にこの

陸奥の国

からも兵を

お出しになるために、

その鷹飼いが

その員数の一人に指名され

て、

蝦夷へと

出立することとなった。

鷹飼いは

千島へ

行って

帰っ くるまで、そのよ な広い家に女子どもだけを置いてお

いたのでは家を守ることはできない」と思って、家を売り、女

子どもは人のもとへ預けて出かけた。その折の

鷹飼いの気持ち

なり代わって

私が詠んだ歌は、