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第6講  『毎月抄』

出典の『

まいげつしょう

月抄

』は、 『新古今和歌

さだいえ

の歌論書。藤原定家

せんざい

和歌集』の撰者、藤原

としなり

の息子。この俊成・定家

初め(

12~

13C)に活躍した。

藤原俊成

君の

『千載和歌集』

『新古今和歌集』

藤原定家

父の藤原俊成は、 歌論書『

こらいふうていしょう

来風体抄

』で「

ゆうげん

」という歌の理念を提唱したことで有名。 「

というのは、言外に漂う奥深い情趣美のことを言

も み じ

もなかり

けり浦の

と ま や

の秋の夕暮れ」という「

さんせき

の和歌」の一つを詠み、父の「幽玄」をさらに一歩進

て、ものわびしい余情のある「

うしんたい

」を具体化した。

出典の『毎月抄』 中で、藤原定家は「有心体」を最もすぐ

書いた漢文日記の『

めいげつき

月記

』も、文学史問題で出るので要注意。