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19
る
うぐいすが
ら、どのように
と書いてあったので
何者の家か」とたずねさ
の娘さんの住む家であった。
たものだなぁ」とおっしゃ て、
繁樹がこ 世に生きている間での最大
ざいましただろうか。そうだけれども、 「
て参った」と、
帝から
ご褒美として衣類をいただいたのも、つ
らいことになってしまったと言っ 、
繁樹は
親しげににっこり
笑う。
とありける の家ぞ」とたづ
ぬし 御女の住む所
をもしたりけるかな」
しける。繁樹今生の辱号は
さるは、 「思ふやうなる木持て
とて、衣かづけられたりしも、辛く
とて、こまや に笑ふ。
※
線は口語訳のポイントとなる箇所に引かれてい
ます。自力で口語訳する時に
線の箇所を特に注
意して下さい。