![Show Menu](styles/mobile-menu.png)
![Page Background](./../common/page-substrates/page0016.png)
16
歴史物語
『栄花物語
赤
あかぞめ
染
衛
え
門
もん
が書いたと
に対する賛美
が中心。これは
彰
しょうし
子
の父が藤原道長
当然といえる。それ
『大鏡』のほうは藤
ち合わせている
点がすぐれている。そ
また、 『大鏡』は構成上
という超老人の二人に、昔話を
対話形式(会話体)
を取ったことだ。主に大宅世継
を思い出しながら語り、それを夏山
二人の話を何人もの人が聞いているのだ
30歳)が聞き手を代表して時々質問する、
という形を取っている。そのため、別名『世
扱っている時代は、文徳天皇(850年)から
14代176年で、紀
伝体で語 。内容は、各天皇にまつわる話や
きなどだが、特に平安史上もっとも権力を握った政治家
「歴史物語」が文学史で問われる場合、中心になるのは『
品として、 『栄花物語』が問われる場合、また、成立順ではなく
→『増鏡』 )が問われる場合、そして、
「南北朝時代」に成立した作品として『増鏡』
が問われる場合な
どがある。
解答
1