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第2講  『うたたね』

は口語訳問 検討していく。

口語訳問題の解法

まず品詞分解する。

見/し/夜/の/かぎり/も

助動詞や助詞など、文法的に確実

最後に文脈判断し がら、人物関係

ここでは意外なところにポイントがある。 「見

過去の助動詞「き」は直接過去を表す。

それに対して「けり」は間接過去を表す。

 「見し夜」の「し」は過去の助動詞「き」の連体形。 「き」は直接

の経験として「何を直接見た」のかがポイントになる。まず、過去の助動

として、選択肢

1と

2は過去形になっていないので×。

次に、この文脈では単に月を見た とを思い出すのでは、 「ただその折の心地

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