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第4講  『今昔物語集』

さて、こ いる箇所なので

空欄には下二段

と判断できる。

選択肢を見ると、

2「給ひ/し」は、 「

の連体形、

5「給へ/る」は、 「給

助動詞「り」の連体形、 と

4の「給へば」の「給

へ」が謙譲語であるためには、

件(=もし~ならば)を表すので

残った

1と

3は、下の助動詞「なり」との接続が問題

助動詞「なり」の識別

断定の助動詞「なり」

  「~だ・~である」と訳せる。接続は体言か連体形。

伝聞・推定の助動詞「なり」

伝聞は「~そうだ・~と聞いている」 、推定 「~らしい・~

接続は終止形だが、ラ変型のものには連体形に付くので注意。

もし、下の「なり」が伝聞・推定の助動詞「なり」であれば 接続が終止形

なるはずだが、 下二段活用をする謙譲の 「給ふ」 には右のポイントを見てわかる

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