Table of Contents Table of Contents
Next Page  81 / 125 Previous Page
Information
Show Menu
Next Page 81 / 125 Previous Page
Page Background

81

第6講  『枕草子』

敬意の高い

尊敬語

敬意の高い尊敬語

口語訳

たまふ

たまは す

お与えになる・くださる

のた まふ

の たまは す

おっしゃる

おは す

お はしま す

いらっしゃる

御覧 ず

御 覧ぜさ す

ご覧になる

おぼ す

お ぼしめ す

お思いになる

おも ほす

お もほし めす

お思いになる

知ら す

知 らしめ す

知っていらっしゃる・お治めになる

※地の文で敬意の高い尊敬語が使われている場合、 主

文においては相手の身分がそれほど高くない場合でも、敬

⑵は敬語が何もなく、地の文中で自分の動作を描写している箇

いので」ということで、正解はカの「作者」 。

⑶は誰のセリフなのかを間違えないこと。ここは中宮定子と兄の大納言

所だが、

傍線部⑶を含む言葉は兄の大納言殿の発したもの

。妹の中宮定子が、

「どうしてこんな雪の日に

いらっしゃったの?」と聞いたのに対して、 「 『あはれ』ともご覧になるかと思

P

OINT